[アップデート]Amazon Personalizeで自動トレーニングの設定をソリューション作成後でも変更できるようになりました
データ事業本部インテグレーション部機械学習チーム・新納(にいの)です。
2024/8/30にAmazon Personalizeのアップデートがありました。自動トレーニングの設定がソリューション作成後でも変更できるようになったという内容です。
これまでは自動トレーニングはソリューション作成の際に設定をした内容を後から変更することはできず、ソリューションの作成からやり直す必要がありました。
自動トレーニングとは
Amazon Personalizeにおける自動トレーニングとは2024/4/19に発表された機能で、データセットグループの最新データを使用して自動的に再トレーニングを実施するためのものです。
自動トレーニングを有効にしておくと自動的にソリューションバージョンを作成します。最新のアイテムを含めて定期的にトレーニングすることで、より精度の高いレコメンド結果が得られます。
自動トレーニングの設定はソリューション作成のTraining configurationから設定します。ここでは自動トレーニングのON/OFFとTraining frequency(トレーニング頻度)が設定可能です。頻度は最短で1日、最大で30日指定でき、デフォルトでは7日間となっています。
アップデート内容
AWSマネジメントコンソールでソリューションの画面にUpdateボタンが追加されています。
Updateボタンから自動トレーニングの設定内容を変更可能です。今回は元々自動トレーニングをオフにしていたものをオンにして、トレーニング頻度を1日にしました。
変更直後はUpdate Pendingと表示されます。変更完了には数分かかる場合があります。
変更完了後、Training Configuration上で設定内容が確認できます。今回はトレーニング頻度を1日としたため、次回トレーニングされるのは変更を実施した日時から1日後となります。7日に設定した場合、変更した日時から7日後にトレーニングが実行されます。
最後に
自動トレーニングの設定がソリューション作成後も変更できるようになったというアップデートでした。ソリューション全体を再作成せずに設定を変えられるのは便利ですね。最初は自動トレーニングをオフにして、データが頻繁に更新されるような時期になればトレーニングの頻度をあげるなどといった調整も可能となります。ソリューションバージョンが新しく作成されるたびに課金される点にはご注意ください。